うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2012-02-01から1ヶ月間の記事一覧

吉本ばなな / よしもとばなな(BANANA YOSHIMOTO)

高校生のときに母親が読んでいたお下がり本の「キッチン」「TSUGUMI」からはじまって、大学生のころまでに沢山読んでいた。本屋さんへ行っても、どれを読んだことがあるのか、ないのかが思い出せない。あまり旅行っぽいのには手が伸びない。日常の描写が好き…

質問の成分

先日に続いて『密教的カウンセリングの理論と実践』(高野山真言宗・切幡寺の藪崇史 師)を読んで「ああなるほどなあ」と思ったことを、今日はよくあるヨガ・シーンを題材に応用してみます。 「来談者からの質問」という項目のなかにあった教えから。 以下引…

受容と条件

先日紹介したテキスト『密教的カウンセリングの理論と実践』(高野山真言宗・切幡寺の藪崇史 師)のなかで、日々の自分の心のはたらきについて整理してもらえたように感じた部分を紹介します。 『「受容・無条件の肯定的配慮」の態度』という章にあったテキ…

出版ムーブメント 本の歴史とヨガの歴史

沖先生の初著作「ヨガの楽園」は古本で入手したのですが、そのなかに光文社カッパ・ブックスの当時の新刊案内が入っていて、この勢いがなかなかよい。出版ムーブメントのエネルギーがあふれ出ている。 澁澤龍彦氏の「快楽主義の哲学」もカッパ・ブックスから…

YASUNBA Cafe(ヤスンバ・カフェ/新潟県長岡市)

長岡市で、とびきりすてきなカフェをみつけました。ユニークなお茶をたくさん扱っています。 「anjali yoga studio」でみつけたチラシがかわいらしくて、行ってみたのでした。信濃川の東サイド(川東)の、川崎小学校のグラウンド向かいの栖吉川リバーサイド…

恋愛作法 愛についての448の断章 宇野千代 著

本格的なヨガ本を読むよりも、カタカナいっぱいの自己啓発本を読むよりも、ひとまずこれを読んだらいいんじゃないかしら。という一冊です。短い章立ての「うのちヨーガ・スートラ」。 小説の中のフレーズのようなものと、ドンズバで本人の弁としての章が織り…

なだいなだ(NADA INADA)

なださんの本は、「不思議な名前の人で、おもしろいタイトルの本が並んでいるなぁ」と思って一冊買ってみたのが出会い。精神科医のかたの本の中では格段に「作家さん」ぽい。「医師が書く専門的なもの」を期待する人には文芸度が高い印象になるのではないか…

宗教者側からアプローチするカウンセリング理論

だいぶ前になりますが、高野山の大師教会へ行ったおり、「ご自由にどうぞ」と置いてあった布教資料『密教的カウンセリングの理論と実践』(高野山真言宗・切幡寺の藪崇史 師)を読みました。 レポートを綴じられたような形式の、54ページの冊子です(平成18…

セクトと反セクト法

今日は昨今話題になっていることをきっかけに思っていることを、まとまりなく書きます。 マインドコントロールとかそういうことについて考えるときに、社会のことも一緒に少しだけ考えてみましょうか、という問いかけのような日記です。 ヨガは呼吸法や瞑想…

あの空の下で 吉田修一 著

ANAの機内誌「翼の王国」の連載小説にエッセイを加えて刊行されたもの。 子供のころ、父親が出張の帰りに持ってきたと思われるこの雑誌を読んで、すごくきれいな写真がいっぱいだったことと、通販ページのその特異な品揃えに少しワクワクしたことを覚えてい…

Don't think too much, just FEEL.

今日は仕事の帰りに21時までやっている「SAMANTHA THAVASA NEW YORK」へ駆け込んで、買い物をしました。 ミニーマウスの模様の長財布を買いました。 「これにします」と言ったら 「まったく同じ柄ですが、プリントの置き方が微妙に違うものを揃えているので…

よい関係を守る術が、高度すぎて無理かも

やたら「プライバシーポリシーをどうこうした」という表示が出るGoogle。 Facebookも、「便利ですけど、つなぎます? まあリスクもあるんですけどね」という趣旨の短い文章の奥行きは、、、 たとえばアドレス帳機能を繋いじゃおうとする瞬間。 「つなぐ便利…

宇野千代(うのちよ・CHIYO UNO)

本屋さんで「あれ、これ読んだっけ?」となり、自分のブログを検索するということがたまにあります。 評価の星の数があるのはなんだか疲れるし、カテゴリ分類けを考えるのもややこしい。ヨガは宗教で哲学で健康法で……うーむ。となる。 よく読む作家の本は読…

エテュセのファンデーションをパクトからBBにした

最近はメンズの洗顔アイテムもあるエテュセ。ドラッグストア・セイジョーで買っております。(ステマではありませんよ)OLなので人にも会うしということで、平日はファンデーションを塗ります。 このブランドが肌に合うと感じてから、5年以上になります。 去…

身体観察法を習って、自己認識を客観確認してきました

身体観察法についてはこれまでに沖ヨガの先生や整体院の先生から教えていただいたことがあったのですが、もうだいぶ忘れてしまっていたのど、ここ2年くらいで自分なりにいろいろと感じるところがあったので、確認のために習ってきました。(あまり気軽な値段…

サマンサタバサ 世界ブランドをつくる 寺田和正 著

仕事場に「読みたい人どうぞ」と置いてあった本の山の中から借りてきました。心地よい行間レイアウトと文字量、そしてときどき、キュートな女性たちの写真。 ここのところ身体論の本ばかり読んでいたので気分転換になり、きもちのよい刺激を受けました。 「…

「胸落ち」。背骨の尖りと、身体が自然に求める動き

ダンサーの友人の、そのときどきの背骨を観察して以来、自分のことも同じように観るようになりました。 「大先輩たちと練習を重ねて、いよいよあす収録なの」という日の彼女の胸の裏は、たいへんなことになっていた。この落書きの猫のようなことに(とりあえ…

もっとよくわかる世界の三大宗教 かなり素朴な疑問・篇 (KAWADE夢文庫)

「三大」は、キリスト教、イスラム教、仏教です。 入門雑学本なので、仏教のところはあまり読みどころがありませんでしたが、キリスト教とイスラム教については無知に近い。聖・おにいさんを読んでも仏教ネタだけツボるわたしには、とても勉強になる本でした…

ふくらはぎに出る男性的支配欲、覇権欲、承認要求

お風呂でやることのひとつに「ふくらはぎをほぐす」というのがありまして、今日は風呂の写真です。 「ふくらはぎを揉むといいよ」という本を最近書店で見かけますが、あれは本当だと思っています。このことについてはもう5年くらい、じわじわと認識を深めて…

タゴール生誕150周年 タゴール・岡倉天心・下村観山(横浜美術館)

横浜美術館へ松井冬子展を観に行ったら、「タゴール生誕150周年/タゴールと三溪ゆかりの日本画家たち」という展示が同時開催されていて、入り口には平櫛田中作「岡倉天心胸像」がドーンと鎮座。ううむ。何度見ても寺門ジモン似。 松井冬子展をしっかり堪能し…

松井冬子展 世界中の子と友達になれる(横浜美術館)

美術手帖の特集で知り、観にいってきました。 「女性」という性別をこんなにも意識しながら観ることになる絵は久しぶりだった。 おどろおどろしい印象に目を奪われるのだけど、この人の描く「身体観」のアプローチは独特だ。臓器も骨も、その存在と主張を切…

武術を語る ― 身体を通しての学びの原点(後半) 甲野善紀 著

昨日は第一章と第二章の紹介でした。後半は第三章。 第三章は、自らの武術実践に対する考え方について書かれています。ヨガは武術ではないけれど、「身体との向き合い方」や「組織のありさま」「師弟関係」などの点で共通することがとても多いと感じる内容で…

武術を語る ― 身体を通しての学びの原点(前半) 甲野善紀 著

古本屋でなんとなく手にとってストックしていた本。空手をやってみたのをきっかけに武術について学びたい気分になったので読んでみたら、あけてびっくり。野口整体の考えに触れる記述がありました。 前半は武道についてのいろいろな教えや逸話がでてくきます…

超音波風呂で、パワンムクタ・アーサナと同じことが起きた

「そしがや温泉21」にいったら超音波シルキーバスというのがあって、おばあちゃんが平気そうにしていたので入ってみたら、手足がピクピクしてびっくりしました。 超音波風呂というのは、湯船の上層で空気に触れているところに爆流というくらいのビリビリが走…