うちこのヨガ日記

ヨガの練習や読書、旅、生活、心のなかのこと。

2010-01-01から1年間の記事一覧

タントラへの道 ― 精神の物質主義を断ち切って チョギャム・トゥルンパ 著

以前紹介した「チベットに生まれて ― 或る活仏の苦難の半生」と同著者さんの本です。1970年の秋から1971年の春にコロラド州のボルダー市で行なわれた講義の本です。集まってきた弟子たちの多くが陥りがちな、修行バカの抱負と隣り合わせの混乱・誤解をメッタ…

札幌はみだし旅行記

今月のはじめに行った札幌でのことをしばらく書いてきましたが、今日はそのステイ中のすきまでの出来事スナップ日記です。 出張仕事中はめちゃくちゃビジネスマン・モードです。でもそれ以外の時間はヨガをしたり空海さんのところへ参拝に行ったりしていまし…

廻転ずし「とっぴ〜」、イタリア料理「円山花笑夢」、餃子やきとん「満福や」

今回の札幌は長め滞在。ひょいと一人で飲みにいったりもしていました。 同僚に「北海道の出張なら、できるだけ回転寿司食べなきゃ損だよ」と言われていて、本当にそう思う。 今日は3つのお店をご紹介します。 ■廻転ずし とっぴ〜 桑園店というところへ行きま…

けやきラーメン、ジンギスカン「めんよう亭」(札幌)

札幌でこんなもの食べました、のログです。わたしは普段、ラーメンもジンギスカンもほとんど食べません。ラーメンは月に1、2回ランチで食べるか食べないか。ジンギスカン屋さんへ行くのは生まれて初めてです。 ■けやき(ラーメン) すすきの店 カウンター数…

街場のメディア論 内田樹 著

先日紹介した「日本辺境論」と同著者さんの本。あまりに面白くてイッキ読み。 面白かったページのメモをいつも携帯に残しながら読みすすめるのですが、今回は使い慣れないiPhoneでうっかりメモを削除してしまい、2回読むことになりました。 内容は、大学の講…

札幌円山八十八カ所、北海道神宮

札幌滞在中の週末に、「円山八十八カ所」「北海道神宮」へ行きました。地元のヨギのかたがあれこれご提案をくださったなかで、ここにだけものすごく惹かれました。 行ってみたら、歴史が浅い北海道ならではの「ユルさ」炸裂。「トレッキング」という位置づけ…

密教ヨーガ 本山博 著 / 第二編より「チャクラ」

「第一編 タントラヨーガの行法」「第二編/ナディ」に続いて、この本については今日で最終回。第二編のなかから「チャクラ」に関する記述部分をいくつかご紹介します。 7つあるチャクラの中でも興味深い記述のあったのが「スワディスタナチャクラ(丹田な)…

つぶやく人々について思うこと

今日はここしばらくずっと、「こういうことかな」と感じていたことについて書いてみます。twitterの話ではありません。リアルの生活でのこと。 これは不思議とヨガの知人や、知人とまではいかなくてもその場にいる人に多いと感じるのですが、妙に普段のなに…

六花亭 円山店(札幌)、白い恋人パーク

六花亭については以前、帯広本店について書いたことがあります。そもそもわたしは甘いものにそんなに萌えないのですが、この会社のとってもカルマ・ヨーガっぽい志が大好きなんです。商品やサービスにそれがにじみ出ている。 そんなわけで、あまりお菓子は買…

六花亭 円山店(札幌)、白い恋人パーク

密教ヨーガ 本山博 著 / 第二編より「ナディ」

以前ご紹介した「密教ヨーガ ― タントラヨーガの本質と秘法」の第二編「チャクラ、ナディに関する教説」の中から、今日はナディに関する記述部分をいくつかご紹介します。 本山博氏といえばサラ・パワーズさんのDVDにもクレジット紹介されていましたが、昨今…

yoga shala(ヨガ・シャラ/札幌ヨガスタジオ)

札幌ご当地ヨガ体験紹介を、もうひとつ。大通り(街の中心部)にあるヨガスタジオ「ヨガ・シャラ」。先日紹介した「スタジオミガク」の小林先生もここでクラスをもたれています。 仕事前日の夜と、仕事終了後の土曜にここでヨガをさせていただきました。仕事…

スタジオミガク(札幌のヨガ教室)

札幌から戻りました。仕事の前後の休日にご当地ヨガを楽しみました。これがとてもよかった。 その記憶が薄れないうちに、今朝参加した札幌の東区にある「スタジオミガク」での体験記を書きます。朝10時からの「やさしいヨガ」というクラスを体験させてもらい…

身体に聞くヨガ ― 心、体、食から考えた革新的健康法 石井三郎 著

沖先生のお弟子さんの本です。2007年の超現代訳。どなたにも読みやすいノリで、沖先生とのエピソードがちょいちょい挟まっていました。温タオルを使った手当て法などは、井本整体に似た要素があります。 文字量は多くないのに、こころ、身体、食事、アーサナ…

映画「Secrets of the Yogis of Tibet」

これも先日アシュタンガの先生に教えてもらって、昨夜いっき観しちゃいました。映画なのですが、Youtubeで8つに分割アップされています。こういう映画を観られるのはありがたいなぁ。アップしてくださった外国人さんに感謝。 英語ですが、ほとんど歴史のドキ…

密教ヨーガ ― タントラヨーガの本質と秘法(第一篇) 本山博 著

「うちこちゃん絶対この挿絵、ドツボだから」と言ってアシュタンガの先生が貸してくれました。以前も挿絵だけちょろりと紹介したことがあります。第一編「タントラヨーガの行法」をご紹介します。 著者さんは最近は「陰ヨガ」の参照先として知られていますが…

ハッピーハロウィン2010 栗ごはんとSATC2

なにげに3回目のハロウィンの集い(去年版、おととし版)。今日はアキバ系OL4人が集まりました。いつものように、りつこの美味しい手料理を囲みます。そして今日はアニーの失恋(妄想?)という最強コンテンツに加え、女4人でSATC2を見るという濃すぎる構成…

胸椎5番センサー 頭の疲労と肝臓疲労

最近は以前ほど頻繁にヨガへ行けないのですが、かえって自分の体調がわかりやすくなっています。異変に気づきやすい。 なんだかやたら有給休暇が余っているなぁと思ったらあまり使っていなくて、休んだ後のしわ寄せを思うくらいなら、休まないほうがラク。と…

アジャストとサジェスト

ヨガのアーサナの指導を受ける場面で「アジャスト」という言葉がよく使われますが、わたしの師匠は「過度のアジャストはしないように」というポリシー。以前わたしがちょっと強めに手を入れてヨガ仲間にベクトルの示唆を行っていたら、「うちこちゃん、それ…

肉体は、花のように。神性は、はちみつのように。

朝の通勤で読んでいる「SAYING OF SRI RAMAKRISHNA」のなかに、とてもかわいらしい問答がありました。このかたの言葉や比喩は、とにかくなんだか、かわいらしい。なんとなく口あけてぽけーっとしている写真をなんとかすれば、きっと女子人気No.1になると思い…

チベットに生まれて ― 或る活仏の苦難の半生(後半) チョギャム・トゥルンパ 著

先日紹介した本の後半です。壮絶な亡命巡礼の旅。次々と中国軍に侵略されていくチベットの様子が描かれています。前回紹介した最後の「身を隠す」の章の時点で、中国軍が先代の第十代トゥルンパ・トュルクの墓にまで押し入り、防腐保存された遺体を晒しもの…

ゆっくりと話す修行

仕事の一環で人前で話す機会が年々増えているのですが、先日ボスから「もっとゆっくり話すようにしないと、周りがついてこれないよ」という指摘をしてもらってから、ものすごく気をつけています。 指摘をいただいたときにもその解釈違いを正しておきましたが…

Gaayatri(ガーヤトリ)正しき時に正しい行いを。のマントラ

マントラについては過去に「サハナー・ヴァヴァトゥ」「アサトー・マー」(いずれもラヴィ・シャンカール&ジョージ・ハリスンの「Chants Of India」収録)について書いたことがありますが、今日紹介する「ガーヤトリ」は、定番中の定番のようです。美空ひば…

チベットに生まれて ― 或る活仏の苦難の半生(前半) チョギャム・トゥルンパ 著

アシュタンガ・ヨガの先生にこの「チョギャム・トゥルンパ」という人について教えていただいて、気になったので図書館で借りて読みました。リンクのWikipediaを見ていただければわかるとおりですが、生後13ヶ月で活仏として認定され、活仏としての英才教育と…

カタ・ウパニシャッド(紹介7:佐保田鶴治 訳「ウパニシャッド」から)

正確にはカータカ(カタ)・ウパニシャッドという記載でした。ここから一気にヨーガ味が増してくるので、佐保田先生のシッダーサナの色も変えてみました。(秋色) 今回紹介するのは「自我に関する教え」「聖音om(オーム)に関する教え」「不滅の自我」そし…

泥棒天使。父の財布はお金もカードも手付かずで戻りました

なんと、父の財布はお金もカードも手付かずで戻りました。 おとといの日記に書いた、お財布の話の続きです。 うちこから5万円をもぎとった父は、昨日の朝から地元の長岡へ行き、銀行でキャッシュカードの暗証番号を変更したり、なにかをしていたようです。そ…

日本辺境論 内田樹 著

ベストセラー作家といえるであろうこの本の著者さんのことを、この本をヨガ仲間が貸してくれるまで知りませんでした。 合気道を長年やっている著者さんが、大学教授として、評論家として有名になって書かれた本です。このかたの理論の根底には「丹田」がある…

父の財布を盗んでくれた泥棒さんに感謝

仕事のドタバタ、他部署との温かい交流、ヨギとのふれあい、ふんだりけったりで土曜は発熱して、今週はなんだかいろいろなことが起きましたが、ちょっといいことがありました。 父の財布が盗まれたのです。 お酒が買えないここ3日間、我が家はとっても平和。…

イーシァ・ウパニシャッド/「中庸の道」(紹介6:佐保田鶴治 訳「ウパニシャッド」から)

今日はイーシァ・ウパニシャッド(一名/イーシャーヴァーシァ・ウパニシャッド)から特選で、グッときまくった詩をご紹介します。特選なので、ひとつです。佐保田先生の「ウパニシャッド」には、このイーシァ・ウパニシャッドのまえに「ケーナ・ウパニシャッ…

日本辺境論 内田樹 著 「辺境人は日本語と共に」の章から

本編への感想は後日書きます。 本編も面白かったのですが、最終章の「辺境人は日本語と共に」がなかでも爆裂面白かった。普段なんとなく感じていたことや、仕事をする場面で「こういう技術って、評価されにくいんだろうな」と思うこととシンクロしたんです。…